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津嘉山裕美

3331 cafe Ubuntu にて舩橋陽の個展を開催します。

Updated: Nov 7, 2021

[Art]


3331 cafe Ubuntu にて舩橋陽の個展を開催します。カフェ空間で舩橋 陽のサウンド・オブジェクトが奏でる音色や余白を期間限定でご体感いただけます。ぜひご来場ください。


Soundorganon


長年の表現活動である演奏を通じて楽器に触れる中で、音を生み出す物として、演奏という使い道以前の、音を取り扱う道具としての楽器の初源的な在り方に興味があった。楽器という物を、音を生やし、音に触れる事の出来る道具だと捉えてもいる。また、音を奏でるという事は、楽器で旋律を歌う行為であると共に、現象の操作でもあるとも。

サウンドオブジェ作品の制作を続ける中で、作品に触れる人に対して「音を発しているものや、音そのものに触れている」という様な感覚を供したいというのが、これらの作品の主たる軸となっていて、見えない「音」という存在の発信源を示す。可能であれば触れたり、音を手繰っている様な感覚を伴わせるというのが、作品の肝なのだという事に気付き、それまでに作っていた幾つかの作品についてもすっと筋が通った様な在り方、捉え方を得て、自分の中でもやっと腑に落ちたのだった。


今回は、この発音体を含んだ音を生む仕組みを内臓の様なものと捉え、作品制作は、それを剥き出しにして行く作業なのだという着想を得て、発音体を発声器官とイメージした造語である「Soundorganon」(サウンドルガノン)というタイトルを導き出した。

「organon」は organ の元となった言葉であり、他に道具、手段、器官や機構、もう一方には真理という意味もあるらしい。

発声器官であり音の真理でもある発音体を示す作品たりえればとの願いでもある。


姿が無いからだろうか?

音は実に正直だ。

音と、その正直さを剥き出しにしていきたい。


舩橋 陽 / Yow Funahashi


1995年より主にサクソフォンによる演奏表現を開始。現在は即興演奏や自身が主宰するユニットやプロジェクトなどで活動。1996年以降、ダンスカンパニーなど舞台作品への楽曲提供や演奏参加で積極的に関わり、それらの作品の幾つかは、イタリア、ドイツ、ポーランド、アメリカ、韓国でも上演された。同様にファッション展示や映像作品のためのサウンドなども手掛けている。2012年、RONDADE より 1st album「3AM」をリリース。2008年からは音楽活動と並行して、音を発する仕組みを抜き出した様なサウンドオブジェ作品、写真などを美術のフィールドで発表している。



舩橋 陽 Yow Funahashi

「Soundorganon」

【期間】2021年10月28日(木)-12月6日(月)*会期中無休

【時間】11:00-18:00 (最終入店、ラストオーダー17:30迄)

【会場】3331 café Ubuntu

〒101-0021 東京都千代田区外神田6丁目11−14

3331 Arts Chiyoda, SUITE 105 3331 Cafe Ubuntu


【入場料】店内での鑑賞は1drink オーダー要


【企画】:津嘉山 裕美 (nutriment)

【協力】:3331 Cafe Ubuntu(IDEAL COOP Inc.)




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