• 綾塚達郎

砂糖の世界史

[Art & Culinary]

著者:川北稔

出版社:岩波ジュニア新書

出版年月日:1996年7月22日



レビュー


 世界中の多くの人が必要とする商品「世界商品」。例えばその一つが砂糖です。砂糖が嫌い、という人はあまりいないでしょう。多くの人が欲しがります。一方で、一昔前は砂糖は貴重品でした。需要が大きく、供給は少ない。当時、ひとたび砂糖の生産と流通を握れば、莫大な富を手にすることができました。

こうした「世界商品」は人を、文化を動かします。そして、人が生きる上で食べることは切っても切り離せないため、食べ物は常に「世界商品」と親和性が高いものであります。過去、現在、そして未来の食と私たちの関係性を考えるうえで、この本が一つの道筋を示してくれるように思います。